必ずしもイメージ通りにできあがるわけではない

必ずしもイメージ通りにできあがるわけではない

工事中にこんなことがありました。

 

我が家には裏口的なものがあります。

裏口

友人から

「裏口には庇(ひさし)を付けた方がいい」

と実体験からアドバイスをもらっていたこともあり、庇を付けることに。

庇を付けると言っても、私(ペーパー一級建築士)が思っていたよりも複雑なようで…

 

案1 庇を木で組んで作る
⇒雪が積もるのでそれなりの強度が必要
⇒そのためには、梁があるところで支える必要あり

⇒そうなると、相当高い位置となり雨が吹き込みそう…見た目も結構ごつくなる

裏口の庇

 

そこで
案2 薄い鉄板で作る
⇒木の下地に刺すことで固定
扉のすぐ上に付けられる。薄い鉄板なので見た目もすっきり

裏口の庇

 

「よし!ではこれでお願いします!」

 

 

…後日、庇が設置されました。

裏口の庇

…なんか…ちょっとイメージと違う…

 

注:↓ここまでショックは受けていません。

ショック

 

なんて言うか…薄っぺらいというか「仮設」感があるというか…

最初から「薄くして見た目すっきり」と話して作ったんだから、そりゃー薄くなるでしょ!(^-^;

 

そりゃそうなんですが、、実物を見てみると

「イメージとなんか違う…」

ということがどうしてもありますよね。

 

大事なのは、

 

こうなった時にどんな対応をしてくれるのか!?

 

堅い設計者

「打ち合わせ通りだし、もう付けてしまったので難しいですね」
Matsu


 

みたいなことだと、ちょっと切ないですよね…

 

(恐る恐る)HSデザインさんに相談してみたところ…

「なるほどー」

と…(ちょっと困った感じでしたが)

 

例えばこういうのとか…、例えばこんな感じとか…」

と色々と考えてくれました。

この「例えば…」という言葉が出てくるたびに

「お、なんかいい方法があるのかな!?」とワクワクするんです。

 

どうにかできないかと、色々と策を出してくれるのはホントに助かりました!

 

 

…で、最終的には無塗装のガルバを張り付けることで立体感を出すことにしました。

 

木の下地を貼って…

裏口の庇

 

そこにガルバを貼って立体感を出しました。隙間にコーキングをして完成!

裏口の庇

良い感じになりました。

庇に塗装することも考えましたが、そのためには亜鉛メッキをはがさないとできないのですが、そうすると耐久性が落ちてしまうとのことだったので塗装はやめました。

 

こういう柔軟な発想と、やって良いこととやらない方がいいことのアドバイスとか、この辺を的確に判断してくれるところが「良い建築屋さん」ってものなんだなーって思う今日この頃でした。


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